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★★★
コース NO.38
稲荷山コースから高尾山、奥高尾、小仏峠
/300万人が訪れる高尾山、富士の眺望抜群の城山/
1. 高尾山
2. 小仏城山
599.3m
670.4m
京王電鉄高尾山口駅→10分→清滝・稲荷山コ→ス登山口→40分→稲荷山→50分→高尾山→40分→一丁平→20分→小仏城山→30分一小仏峠→45分→小仏バス停→西東京バス20分→JR高尾駅
(歩行時間/約3時間)
登山道グレード/★★ 体力グレード/★★★ 技術力グレード/★★ 総合コースグレード/★★★

 

豊かな自然が保たれている高尾山

 都心から50km、新宿駅から電車で1時間ほどと近く、八王子市に位置する高尾山はハイキングに登山に参拝に、年間300万人近くが訪れる人気の山だ。奈良時代744年に薬師寺の僧行基が高尾山薬王院を開山して以後、山岳信仰の場とされてきた。周辺の森林は江戸時代は社寺林として、明治時代には帝室御料林として保護され、第二次世界大戦後には国有林として、明治百年を記念して明治の森高尾国定公園に指定された経緯などから、豊かな自然が保たれている。

 

      高尾山口駅

       稲荷社

 

稲荷山コースから頂上へ

       展望台

 京王線高尾山口駅から高尾山を登るルートは、表参道に当たる1号路、沢沿いで夏は涼しい子供連れなど初心者向きの6号路と、その南側の尾根を歩く稲荷山コースがある。ケーブル、リフトは1号路の途中で合流する。
 ケーブル清滝駅の横を流れる川に掛かる橋のたもとに「稲荷山コース登山口」の案内板が立っている。いきなり急な階段の上り。10分ほどで小さな「旭稲荷」の前に出る。

      高尾山山頂

お参りしたあと稲荷山の頂上まで、岩や太い木の根が出て滑りやすくなった道を上り始める。100mごとに石の標識が立っていて歩くペースをつかむのに都合がいい。
 急坂を上りながら、ところどころ木漏れ日の入る道の左側には雑木林の間から草戸山など南高尾の山々が見えるのが嬉しい。稲荷山コースのおよそ中間地点である稲荷山(400m)までは40分ほど。ときどきなだらかなところもあって気持ちがいい。東屋の中で休憩する人、展望台から八王子市街や都心を眺める人とさまざま。

     ビジターセンター

 高尾山頂上までは、ところどころに階段があるが、稲荷山までの急な上りと比べると広くて緩やかな上り道となる。両側にスギ、ヒノキの植林やコナラ、クヌギなど自然の広葉樹。ヤマザクラもところどころに。第二次世界大戦中・戦後、高尾山の多くの木が材木にするため切り出された一時期、稲荷山コースはそのための林業の道だったといわれている。
 右下の方から沢の音が時折聞こえてくる。右側を行く6号路の沢の音だ。東屋から30分ほどで6号路から上がってくる道と出合う。左は大垂水方面に抜ける作業道。稲荷山コースは真っ直ぐ上り続ける。周りにアサギマダラの食草のキジョランがたくさんあって、初夏から秋までのシーズン中、アサギマダラが優雅にふわふわ飛び回っているのが見られる。

      大見晴園地

この分岐からは道幅が半分ぐらいに狭くなって、深く掘れた山道を0.5kmほど上ると、再びベンチのある広場に出る。頂上につながる丸太の階段が230段以上続く。息を切らしながら10分ほどで山頂の展望台に出る。
 山頂は「十三州見晴らし台」と呼ばれたほど富士山や丹沢の山々など素晴らしい眺望に恵まれている。2015年に改築された東京都高尾ビジターセンターがあって、高尾山の自然、動植物、地質などについての展示があり、スタッフが登山道の状況や花の名前などを教えてくれる。
 山頂から石段を下りて、下の広場からもみじ台に上り返すと、大きな看板に「ここより奥高尾」とある。左右に巻道があり、上がったところには茶店がある。茶店の横のベンチや後ろの草の上にシートを広げて弁当を食べる人がぎっしり。目前に石老山や道志の山々、遠くに丹沢の山々が広がっている。

      もみじ台

       一丁平

     一丁平展望台

 

高尾山から城山は1時間10分ほどの道のり

      小仏城山山頂

 もみじ台から長い木の階段を下りたところで、下を通っていた巻道と再び出合う。長い階段の右側斜面には、夏になると大きなヤマユリの花がいつも無数に咲いていてほっとする。階段を下りた鞍部から左に大垂水峠への標識を見て真っすぐ一丁平への緩い上り道を行く。土が流れて階段の道が深く掘れて歩きにくい。大垂水峠への分岐から30分足らずで一丁平の開けた広場に出る。ベンチやテーブルがいくつも置かれている。ここからヤマザクラの木が小仏城山まで、2kmほど続いていて素晴らしいお花見ができる。高尾山頂、もみじ台に続く3つ目のトイレがある。長めの階段を上ると、眺めのよい一丁平の展望台に着く。

       小仏峠

 デッキ状の階段が植林の中に続いている。右側のスギの植林が伐採されて、以前は鬱蒼としていた山道が明るくなり、日影沢の林道まで見通せるようになると10分ほどで小仏城山に着く。高尾山の山頂から1時間10分ほどだ。広々とした山頂には茶店が2軒、神奈川県と東京都に分かれている。神奈川県側にあるのが城山茶屋、東京都側が春美茶屋。下に相模湖、目の前の丹沢や道志の山々の向こうには富士山が大きく望める。南西へ下る道をたどると相模湖に出られる。
 城山から先へ進み、30分ほど下れば小仏峠だ。景信山を経て陣馬山へと奥高尾方面へは、ここからさらに足を延ばすが、道標に従って東へ下る道をとる。20分ほどで舗装道路に出て、のんびり歩けば小仏バス停が見えてくる。

この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 平29情複、第719号)