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★★★★
コース NO.07
峰谷から赤指尾根・七ツ石山を経て鷹ノ巣山
/好展望の峰々を越え、鷹ノ巣山から峰谷へ/
1.赤指山
2.千本ツツジ
3.高丸山
4.日蔭名栗山
1,332.5m
1,700m
1,733m
1,725m
1日日/JR奥多摩駅→西東京バス35分→峰谷バス停→2時間30分→赤指尾根分岐→15分→赤指山→15分→赤指尾根分岐→1時間30分→千本ツツジ→30分→七ッ石小屋
(歩行時間/約5時間)
2日目/七ッ石小屋→30分→千本ツツジ→1時間20分→日蔭名栗山→30分→鷹ノ巣山避難小屋→35分→鷹ノ巣山→25分→鷹ノ巣山避難小屋→1時間20分→登山口/奥集落→1時間→蜂谷バス停→西東京バス35分→JR奥多摩駅
(歩行時間/約5時間)
登山道グレード/★★★ 体力グレード/★★★★★ 技術力グレード/★★★ 総合コースグレード/★★★★

 

七ッ石小屋に泊まる一泊コース

 峰谷から赤指尾根を登り、千本ツツジを経由して七ッ石山小屋に泊まる。翌日は鷹ノ巣山から浅間尾根を経て峰谷に戻る。峰谷バス停に発着するバスの時刻の関係上、日帰りは無理があり1泊2日のコースとした。
 1日目/JR奥多摩駅から西東京バスに乗り、峰谷バス停で下車する。バス停から先へまっすぐ行くと鷹ノ巣山に行くルートとなるが、バス停にある登山案内標識横の階段を登って行く。民家の庭を通り抜けるショートカットで、蜂谷バス停の手前で分岐する林道に合流する。その後、林道に沿って進み右手に浅間尾根の奥の集落を眺めながら峰の集落を通ると、約1時間半後、林道の終点となるゲートに着く。かなり広く、車を止めることができる平坦な場所である。そのゲートの横を抜け、林道を6分ほど歩くと左側に千本ツツジへの道標があり、ここから登山道に入る。

 

地形図の赤指山はネドウチノ山ノ神?

       赤指山

 登山道は、赤指尾根の東山腹を北上し、尾根をふたつほど巻くと周囲が明るくなって赤指尾根との合流点に出る。手書きの道標があり、南の方角に赤指山を指している。そこから小さなピークをひとつ越えると赤指山があり、手書きの山名板が掛かっている。宮内敏雄は著書『奥多摩』で、地形図上の赤指山をネドウチノ山ノ神と表記し、ここから北にある1,364m地点を赤指山としている。「ネドは猪がヌタをうつ場を示す語である」とも併記している。

 分岐に戻り、さらに950mほど北上して左の薮道をとると、宮内本に出てくる「赤指山」に着く。「千本躑躅ノ峰から真南に降下すると、ナラノスキャン場を過ぎて千三百八十米あたり赤指山となる」場所だ。山頂の木の枝には赤テープが巻きつけられ、「宮内本の赤指山1364m」と表示がある。
 登山道に戻り道標に従って北に向かう。千本ツツジ、七ッ石山、石尾根分岐に出て、七ッ石小屋方面を行く。分岐には水場があり、豊富なおいしい水を絶えず流し続けている。小屋は10人ほどが宿泊できる。朝夕は冷えるためダルマストーブを2時間くらい焚いてもらえる。依頼すればラーメン、カレーライスなど簡単な食事は用意してくれる。外にはテントが10張ほど設営できる。夕日の富士山、南に見える山々は、大菩薩嶺、雁ケ腹摺山、丹沢山、御正体山、権現山、大岳山、御前山、三頭山などである。

 

南面の展望が開けた稜線漫歩

       高丸山

 2日目/七ッ石小屋から千本ツツジに向かう。春ともなればツツジが咲き誇る。下りは急坂で、充分注意が必要だ。高丸山は、鳥居山とも呼ばれ、峰谷集落の人々がこの山に登って天祖山を遥拝するための鳥居があったとか。
 千本ツツジから南側の展望が開けた稜線上を行く。標高も高いので奥多摩全体を見渡すようなパノラマが楽しめる。これは、巻道をたどっていたのでは決して得られない稜線漫歩の気分だ。
 日蔭名栗山は、中の谷の峰ともいう。宮内本によると谷を詰めていった先にあるのが峰で、北の日原からの日蔭名栗谷を詰めて〝日蔭名栗谷の峰〟といい、また南側の中の谷を詰めて〝中の谷の峰〟といったそうだ。昔は峰のことを「○○谷のセリ」とも呼んだ。ナグリのグリは石を意味する古語とも記している。山頂には手製の標識がある。

      日蔭名栗山

 鷹ノ巣山避難小屋を経由して鷹ノ巣山に向かう。鷹ノ巣山の北側は木々に覆われ眺望はない。南側は大岳山、御前山などの絶景が見える。避難小屋に戻り、浅間尾根をとり峰谷へ下る。浅間尾根の名称は、峰谷川沿いの集落の人々が、この尾根を登り詰めて行くと次第にせり上がる玲瓏たる富士の白冠に讃仰の小祠を建てて拝んだことによるとのこと。避難小屋直下の水場は、時季によって水量が大きく変動する。ミズナラ、コナラの林を経て、ヒノキの植林帯に入る。下って行くと浅間神社の奥の院から始まり、いくつかの社を経て一の鳥居をくぐる。さらに下ると、鷹ノ巣山登山道入り口からアスファルトの林道に入る。奥の集落の中を下って行くと、左手に榧ノ木尾根から分岐したノボリ尾根などを望むことができる。避難小屋から約2時間、峰谷バス停に到着する。バスの本数が少ないので要注意。次の便までの時間が空きすぎるなら、青梅街道の峰谷橋まで40分ほど歩いた方が早いかもしれない。

 

     鷹ノ巣山山頂

     鷹ノ巣山避難小屋


    この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 平29情複、第719号)