2018年7月定例山行/「早池峰山・岩手山」


今回の山行は初めての試みとして二つの離れた、しかし近くにある山を連続で登るという企画である。東京から離れているので、交通費もかかり、一度の2つの100名山を踏破できるのも効率的で、違う性格の山を一度に登れる大きな楽しみとなる。
早池峰山
岩手山


2018年7月定例山行/「早池峰山」


集合写真

早池峰山山頂にて

   日時   2018年7月28日-29日(土-日)
   集合   新花巻駅 午前9時15分
   行程   7月28日 新花巻駅9:15−(タクシー)−10:20小田越え登山口10:30発―12:25 
           五合目お金蔵 昼食休憩 12:40−13:15梯子−13:27剣ヶ峰分岐−13:43早池峰山山頂
           14:00−14:15剣ヶ峰分岐―15:00 五合目お金蔵―16:30小田越え―迎車―16:50 
           早池峰山荘(泊)
           翌日29日(日) 山荘7:00−(タクシー)―8:45盛岡駅 解散
   参加者  鬼村邦治(1L)、石橋学(2L)、小野勝昭(2SL)、酒井俊太、斉藤理恵子(1SL)、
           植草由利、岡義男、山内ひとみ(会計)、人見茂子、西村智磨子、小河今朝美、中尾理絵
   記録   文責/鬼村邦治 写真/酒井俊太、鬼村邦治
早池峰山 1913mへ


2018年7月定例山行/「岩手山」


集合写真

岩手山山頂にて

   日時   2018年7月29日-30日(日-月)
   集合   盛岡駅 午前9時分
   行程   29日 盛岡駅 9:00-9:30馬返し登山口9:40―上の水場・トイレ 身支度して出発9:54
           ―10:30 0.5合目新道・旧道分岐10:40―11:15 二合目11:20―11:30 2.5合目―
           11:45三合目―12:10 四合目 雨具装着12:30―12:57五合目―13:57六合目−14:35 
           七合目―14:45 八合目避難小屋(泊)
           30日 避難小屋5:55―6:12不動平―6:13不動平避難小屋 荷物をデポ 6:20―6:50
           山頂―7:05山頂発―7:30お鉢巡り終わり―7:45不動平避難小屋7:55―9:00お花畑
           9:05―9:40大地獄分岐9:45―10:00切通10:05―黒倉山巻道分岐-10:20黒倉山分岐下
           ―姥倉山分岐―12:00リフト乗り場―12:40リフト乗り場下―12:45ホテル(入浴) 解散
   参加者 鬼村邦治(L)、石橋學(SL)、小野勝昭、植草由利、山内ひとみ(会計)、人見茂子
   記録   文責・写真:鬼村 邦治
岩手山 2038mへ


早池峰山 1913m


 新花巻駅へは前夜からバス便で入る者、北海道大雪山系縦走の流れで合流する者、しかし多くは東京から新幹線での集合であった。台風12号が迷走し実施が危ぶまれたが、西の方向へずれて、東北地方の天候はあまり影響を受けないと予報されたので実施となった。新花巻駅で顔合わせののちジャンボタクシー2台で小田越えまで向かう。小田越えで現地の指導員から早池峰の排泄事情の説明を受ける。各自携帯トイレを持参して準備は怠りない。



登山口出発


 当日必要のない荷物を近くの工事事務所にお願いして、デポさせてもらう。少しでも荷が軽くなり有難い。周囲はガスに巻かれて、時折小雨の状態。この地域の岩石は蛇紋岩で非常に滑りやすいのが特徴である。再度注意を徹底して、2班体制で出発。我々の隊が本日登攀するグループとしては最終のようである。樹林帯の中を滑り止めの切込みを入れた木道がところどころ設置されている。30分程度で樹林帯を抜け、岩稜帯に入る。大きな石の連なりでステップを切るのが女性には大変そうである。登山道の脇は這松に覆われている。やがて、石の大きさは小ぶりになってくるが、滑るので歩を進めるには注意がいる。登山道の両脇には花々が咲き、疲れを癒してくれる。ガスがまとわりつき、それに時々小雨混じりの粒が身体を打つので、段々濡れてくる。あまり快適な登山ではないが、ここの固有種の早池峰薄雪草が周囲に咲き乱れ、その他の高山植物も、目を癒してくれる。



昼食休憩後出発

早池峰薄雪草



 やがて5合目ご金蔵に到着する。岩があたかも金蔵のような型をなし、それが命名の理由だろうか。軽い昼食をとり、小休止とする。それを過ぎると小石交じりの道となり、歩きやすくはなるが再び大石交じりの道となり、滑らないようにステップを確実に進めるので、なかなか進捗しない。やがて難所の梯子が連なる大岩のところにでる。皆一人ずつ、梯子にとりつき慎重に登る。ガスと雨で梯子は濡れているので、滑らないように皆慎重である。それを過ぎると再び大岩の連続で足をかけるルートを探しながら進む。最後の難所である。



梯子を下る

梯子を登る



 ここを過ぎると剣ヶ峰分岐となり頂上の平らなお花畑である。様々な花が咲き誇っている。 門馬から上がってくるルートと合流するとすぐ頂上の避難小屋で、その先が平らな頂上で、早池峰山の標識と共に小さな社が祭ってある。ここで記念写真を撮り、小休止。小雨模様なので早々と同じ道を下山する。下りはより滑るので皆慎重にも慎重に下る。16時半小田越え到着。迎えの車で早池峰山荘に行く。改装中であるが、快適な宿で食事も整っている。1日の疲れを癒すのに十分な宿であった。



小田越え

早池峰山荘にて



岩手山 2038m


 早池峰のみで帰京するグループと盛岡駅で別れ、駅のコンビニで必要な食料を仕入れ、乗ってきたタクシーで馬返し登山口まで行く。駐車場は上下に別れ200台程度駐車可能。折り返しの登山客の車が駐車している。我々は駐車場でタクシーと別れ、100m程上がったところにあるトイレ兼休憩所(水補給処)で身支度をして出発。ここが登山口となっている。近くに自衛隊の射爆場があり、登山道路の右側は立ち入り禁止となっている。大砲を撃つ音がほとんど半日ずっと響いている。



登山口表示

隊列を組んで出発



 0.5合目までの道は歩きやすく、新道と旧道の分岐となっている。雨がぱらつき始め、風も強めなので新道を行く。ちなみに旧道は遮るものがなく風は強いとのこと。傾斜は段々急になってくる。1合目ごとに道標が立っており、進捗管理に便利である。四合目付近で雨が強くなり、全員雨具装着する。ひたすら風雨に耐えて、急傾斜の道を進む。七合目までは同じ急傾斜が続く。ガスに包まれているので視界は100mもない。



避難小屋での歓談

雨具装着



 七合目で旧道と合流しやや平坦な道になる、間もなく八合目の避難小屋に到着。ここでデポし登頂する予定であったが風雨が強いため、予定を変更し、明日の予定を1時間繰り上げて登頂することにする。小屋(泊)。150名収容でストーブも用意されており、皆濡れた衣類他を乾燥させる。毛布も3枚1000円で借りることが出来る。団らん、食事の後、全員疲れているので6時頃には就寝。翌朝4時起床。前日までの風雨は止み、ガスは晴れてきている。御来光も拝むことが出来た。小屋の前で水は豊富に手に入る。トイレも清潔である。お湯を沸かし、朝食を済ませ、6時に出発。小屋の前から二日前に登った早池峰山が頂上まではっきり見える。昨日の雨で草が濡れているので、全員雨具のズボンとスパッツを装着。不動平まで20分。ここの避難小屋に荷物をデポし、岩手山山頂を目指す、視界は良好。 御鉢のヘリがはっきり見える。ジグザグを繰り返し御鉢のへりに到達、そのままへりを巡って頂上を目指す。御鉢全体、頂上まで全景が見渡せる。頂上付近の火山礫にはやや小ぶりの駒草が群生している。頂上から早池峰山、岩木山が遠望でき、下の八合目、不動平の避難小屋もくっきり見える。頂上で記念撮影の後、お鉢を時計回りにぐるりと回る、下降方向なので歩くのは楽である。



山頂付近のコマクサ

御鉢巡りの中に山頂を振り返る



 不動平の避難小屋まで下り、荷物をピックアップしお花畑を目指す。この道は昨日の登りと同じく、急傾斜でしかも人があまり通らないせいか、左右と上から木や草が覆いかぶさっている。道標は登りと同様20cm角の1.5m程度のしっかりしたものが立っているが、この下りの部分は熊の生息場所なのかかじられたり、倒されたりしているものが多い。1時間でお花畑到着。名前の通り開けた湿地でたくさんの花が咲いている。


お花畑


 ここから御釜湖に行くことが出来るが岩手山山頂から見えたのでパスする。雨具ズボンを脱いで涼しくなる。しばらく行くと渡渉地点にでる。川の水量は少なく石づたいに歩ける。しばらく川の中を進み降りた側に再び上がり、進むが、人が来ないせいか、草が道にかぶさっている。川の中から火山性のガスが噴出し、ところどころ硫黄分が見える。しばらく行くと火山性の赤い土がむき出しの大地獄分岐に出る。ここから岩手山を見ると雄大な頂上までのスロープが見渡せる。切通まですこし、登り返すとあとは下りである。黒倉山は網張温泉方向からガスが上がってきて見通しが悪くなったので巻き道を行く。しばらく行くと姥倉山分岐に出る。ここで小休止。後はひたすら谷川のようなところを下るのみ、犬倉山の分岐を過ぎれば、リフト乗り場が近い。今日は幸いにも稼働している。三つ乗り継ぎで1200円は歩き疲れた足には有難い。下山した網張温泉で汗を流して解散。 


岩手山山頂にて

避難小屋の前で




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