2018年2月定例山行/「上高地」スノーハイク


集合写真

河童橋にて

   日時   2018年2月11日(日)〜12日(月)
   集合   JR高尾駅南口6:30(マイカー利用)
   行程   【1日目】 釜トンネル入口12:10−13:20大正池ホテル13:40−14:30田代橋14:40
               −15:20河童橋15:30−16:50明神 山のひだや(泊)
           【2日目】 山のひだや7:00−8:55山岳研究所9:20−10:40大正池ホテル11:05
               −12:10釜トンネル出口〜JR高尾駅南口19:10(解散)
   コースタイム 4.5時間,5時間
   参加者  小野勝昭(L)、西山さより(SL)、植草由利、齋藤理恵子、内藤誠之郎、中村正之、
           中村真由美、中島かよこ、西村智磨子、広瀬雅則、松川信子、吉川三鈴、計12名
   記録   文・写真/内藤誠之郎、感想/中村真由美


 高尾駅南口に集合して、マイカー2台に分乗して出発。途中で新島々の深澤酒店に立ち寄り、釜トンネル入口から歩き始めたのは正午過ぎになった。かつての釜トンネルは、真っ暗闇の中ヘッドランプの明かりを頼りに、凍りついた地下水に足元を注意しながら通過したそうだ。現在は照明が煌々と点り路面も乾いていて少し興ざめだったが、いつもは車であっという間に通りすぎるトンネルを歩いて抜けることには、日常から離れた世界に足を踏み入れる儀式のようなワクワク感があった。



大正池

釜トンネル



 大正池ホテル前でスノーシューを装着して、2班に分かれて自然探勝路の方に進んだ。入山者が多いらしく、しっかりとトレースがついている。小雪が舞うなか、焼岳は雲に隠れている。ときおり強い風が吹いて地吹雪のようになる。田代橋を過ぎたあたりで、寒々とした六百山が姿を現した。あたりは色のないモノトーンの世界だ。人気のない河童橋で記念撮影。梓川左岸を明神へ向かう。河童橋から先はトレースが不明瞭になった。薄暗くなって来たころ、「山のひだや」に到着。食堂のランプの灯かりを見てホッとした。



ニホンカモシカ

梓川と六百山



山のひだや

スノーシューで歩く



ひだやの夕食

ひだやの食堂



 翌朝は、強風に降雪。天候はさらに悪化する見込みとのことで、徳沢方面には進まず、まっすぐ帰ることになった。梓川右岸、治山運搬路を辿って1パーティで進む。途中、ひっそりと静まった山岳研究所の脇で大休止を取った。河童橋を渡って左岸の自動車道路を進む。ここまで来ればトレースがしっかりついている。帝国ホテル前でニホンザルの群れに出会った。木の上でまん丸くなってじっとしている。「サル団子」と誰かがつぶやき、一同、納得。 予定より4時間早く、正午には釜トンネル出口に到着したが、ここからの足がない。結局、高尾駅南口で散会したのは、午後7時だった。 スノーハイクというタイトルから穏やかな山行をイメージしたが、どうしてどうして、真冬の北アルプスの厳しさを垣間見るような山行であった。冬の上高地を侮ってはいけないことを学んだ。


ニホンザル

冬の山研



 ■ 感想 今年は5年ぶりに諏訪湖の御御渡りが出現する寒さ。上高地でも真っ白で厳しい世界が待っていました。大正池でスノーシューを履き、小梨平を過ぎて吹雪くなかを歩いていると、冬毛を蓄えたカモシカに出会いました。17時前、つららが垂れ下がった「山のひだや」に到着。食堂には電気のかわりにランプが吊り下がり、各部屋はストーブで温められ、布団のなかは豆炭という宿の心配りで寒さをしのぐことができました。翌日は風速20〜40mの予報、午後になるほど悪くなるというので横尾に向かうのは諦めることに。ホワイトアウトとはいかないものの吹雪で見通しの悪いなか、バラクラバにゴーグル、上下ダウンとホカロンという完全防備。マイナス17度の厳しい銀世界を身をもって知りました。それでもみなさんがいつも明るく山行を軽やかにし、冷えた身体を温めてくれました。初めての多摩支部参加でしたが、楽しい2日間をありがとうございました。。


上高地トンネルの前で






上の写真は拡大してご覧になれます。写真上をクリック。