沢登り同好会  「日和田山」報告


日和田山

  日程  2018年3月11日 (日)
  参加者 石橋學(L)中村哲也(SL)、長門彰(SL)、中村照代、小野勝昭、内藤誠之郎、西山さより、
        斎藤恵理子、植草由利、石原和子、越智かほり、比留間拓也 計12名
  行程  西武秩父線・高麗駅9:30⇒日和田山のゲレンデ10:15(沢登りを意識した、子供岩と男岩で
        ヘツリ・トップロープによる登下降・懸垂下降の練習を行う。)終了15:00
  報告  文/石橋學 写真/長門彰

沢登り同好会冬季トレーニング第三回目を『日和田山』で行う

【報 告】
 3月11日9:30に高麗駅前集合し直ぐに日和田山の現場へ移動した。15分ほど歩いて現地に到着し、先ず男岩・女岩を偵察に行く。混み合っていて登れないこともあるからだが、案の定、10時前の時点で男岩・女岩の殆どのルートが塞がっていて、我々は空くのを待つしかなかった。
 1月に「幕岩」、2月に現場のコンディションの悪さから変更されたクライミングジム「ストーンマジック」に続いて、支部沢登り同好会の冬季トレーニング第三回目は「日和田山 男岩・女岩・子供岩」で企画された。目的は実際の沢・岸壁を想定して岩での横移動、登降、懸垂下降、ビレイに習熟することだった。

 混み合っていたため代表と企画者とで協議し、順番確保のために代表が現場に残って交渉することとし、他の参加者は子供岩に戻ってトレーニングを始める。戻ると直ぐに男岩の先行パーティーから連絡があり、少しの時間を置いてルートが1本だけ空くことが判明した。半数ずつに分かれて交代でトレーニングすることになった。
 子供岩の前で始めた準備運動終了後からいよいよ岩と向き合うが、先ずは岩の基部でヘツリを想定した横移動を行う。ところが、岩の規模が小さく横幅も短いので直ぐに終わってしまう。この点、プログラムの検討不十分なところだった。それでヘツリを早々に切り上げてトップロープを2本セット。全員で交代しつつ登降することにした。子供岩は高さが5〜6mほどなので、岩に慣れない参加者には安心感があったようだ。
 ロープ2本で各人が2回登り終える頃、男岩でルートが1本空いた。参加者の半数が男岩へ移動し、残りは子供岩で山靴だけでなく沢靴も使ってトップロープで登攀・クライムダウンの練習。その後、懸垂下降の練習を行った。懸垂下降では参加者に岩の上へ上がってもらい、セルフビレイのセット・ロープの引き上げ・下降器にロープをセット・ロープダウン・メインロープをハーネスに引き寄せて効き具合いの確認・セルフビレイ解除・そして下降開始。こうした手順を全員が行った。下降時に制動をかける手の位置・体重のかけ方・下り方等を見ると、慣れないうちはどうしても制動をかける手を前や上に動かしたり、制動の手を緩めすぎる傾向がある。又、左右両方の手で制動をかける練習は実施出来なかった。沢登りでは最も重要な技術なので、次の機会には是非実施したい。
 この間、男岩に移動したグループは、ルート名は不明だが南面で1本確保(高さ約20m、W+のグレード)して、トップロープで登攀を行った。山靴だけでなく沢靴や一部の参加者はクライミングシューズで登降した。やがて子供岩のグループも男岩へ移動し男岩のグループは子供岩に移動。男岩では全員が交代で1本ずつ登降し、数人が完登出来た。
 15;00には終了して男岩から撤収、子供岩に集まって整理運動をして高麗駅へ向かいガントレは終了した。入念な整理運動のおかげで、翌日は筋肉の疲れが大変少なかった。
 残念なことがあった。女岩のあるルートを早くから占拠し、全く譲ろうとしないチームがいたことだ。お互いに譲り合って仲良くやるルールを考えていきたい。

 最後に飯能駅前で反省会(車利用のメンバー等を除いてほぼ全員の10人)となった。リーダー、サブリーダーの意欲的なリードや、参加者の感想を語り合い、更に4月の予定をどうするかが話題となって、赤岩尾根縦走や小糸川遡行の案が出された。小糸川については元々3月にという話もあったので、提案者と連絡調整することとなった。
 1月からの冬季トレーニングで岩を登ることには確実に慣れてきている。スタンスの取り方、姿勢等で成果がある。更に、ビレイは多くの人達が出来るようになってきている。沢シーズンの始まりが待たれる。