沢登り同好会  「ナメラ沢 魅惑のナメ滝とスリル感満点の沢山行」報告


  日程  2017年6月19日(月)
  参加者 長門彰、石橋 学、植草由利、吉川三鈴 4名
  報告  吉川三鈴

 前日の雨が嘘のように晴れ上がった青い空に、真っ白な雪を湛えた雄大な富士と南アルプスの山々が眺められ、あぁ今私は山梨に来てるんだなというワクワクした気持ちがわいてきました。そして、沢登り初心者である私にとっては、探険的な要素を多分に含んだ未知なる沢行に対する不安感や緊張感にもさいなまれつつ、今日トライするナメラ沢のアプローチ、雁坂トンネル料金所に到着しました。
ナメラ沢は紅葉の名所として絶大な人気を誇る西沢渓谷のすぐ北東に位置し、その北にそびえる甲武信ヶ岳に源を発する沢で、その名の通りナメの多いたおやかな沢です。 林道を40分ばかり歩くと、バリエーションルートにも拘わらず、誰がかけたのか「ナメラ沢」というしっかりした看板がありました。急傾斜の山肌を下り、まずは峠沢に到着。ヘルメット、ハーネス等の装備を万全にし、帰りに入渓点がわからなくなると困るので、ケルンを積んだり、木を立てかけたりして目印を作り出発です。
峠沢を5分位下るとナメラ沢に合流しました。ナメラ沢を暫く登るとお待ちかねのナメが登場です。陽の光を浴びてきらきらと黄金色に輝くナメを渡っていると、何か夢の世界にひきこまれたような不思議な感覚に陥りました。しばらく歩くと激しく水しぶきを上げる2段5mの滝が出現。さすがにこの滝は登れないので、堰堤状になっている右壁から、登ります。これがなかなかのくせものです。トップが突破した後、他のメンバーはリーダーのシュリンゲでビレイしてもらいながら何とか突破できました。
その先の2段20mの滝もそのままは登れず、左岸を高巻きましたがこれもなかなか手ごわかったです。この後は美しいナメが次々と現れ、美しいナメを眺めながらランチしたりウォーキングを楽しみ、下降の時間を考慮し二俣の500m手前で遡上終了。ここからは更に難しい沢の下降が始まりです。
ナメは美しいですが、苔の付き方によってはとても滑りやすい箇所があり、特にフェルト底ではない渓流シューズをはいたメンバーは苦戦していました。登りの時に難所となった2段2m滝は長い木の枝をロープ代わりにして割と簡単に突破でき、堰堤状の2段5m滝はリーダーにザイルを出してもらい、全員懸垂下降をしました。
沢初心者の私にとって、高巻きが怖かったり、懸垂下降に戸惑う場面もありましたが、美しいナメ沢をたっぷり堪能できてスリルも味わえた、満足感一杯の楽しい冒険山行でした。このような機会を得ることができた、同行メンバーに感謝感謝です。